〒874-0011 大分県別府市大字内竈(かまど)1473番地
0977-67-1111(代) FAX:0977-67-5766

医師臨床研修制度

当院では月曜日は研修医同士での総合診療勉強会、水曜日は当院医師による各科の基礎セミナー、木曜日は教育研修部長によるカルテ記載勉強会など、多彩なプログラムで研修医の指導を行っています。
もちろん各科の研修では、優しい指導医がしっかり指導してくれます。

4月から研修を始めた9人の新米研修医達を始め、現在17人の研修医が研修をしており賑やかです。

当院への見学をご希望される方はこの行をクリックしてください

当院の教育システムについて

当院の教育システムのモットー

  1. 研修医一人一人のやる気を大切にし、それを見失わないように常に気を配る
  2. 基礎的能力はなるべく自然と身に付くようにDuty化する
  3. チャレンジ!

充実した研修を行うに十分なスペック

  1. ほぼすべての科が揃っている総合病院

    総合診療科、救急科を始め各専門内科、外科、眼科、耳鼻科などほぼすべての診療科が揃っており、合併症を持った患者さんを総合的かつ専門的に診ることができます。

  2. 医師数、患者数、救急患者数が県内3位:研修に最適なバランスがとれた病院
  3. 1つの医局ですべての医師が仕事をしており、医師同士の仲が良く診療科の垣根がありません。
  4. 当院の看護師は働きものばかりで、研修医が雑用に追われることはありません。
  5. 30以上の学会の教育認定施設で将来の専門医取得にも有利。

ハードウェア

当院は2008年に病棟が建て替わり、2012年1月には新外来棟が完成した病院です。また、2013年にはヘリポート、2015年には新精神科病棟も完成しました。

360度評価

病棟および医師からの研修医の評価、研修医による診療科指導の評価を行いました。研修の雰囲気を知る参考にしてください。

2023年度360度評価
2022年度360度評価
2021年度360度評価

教育研修部長と顧問のブログもどき

2025年

2月
基本的臨床能力評価試験の結果が出ました。総合108位(664病院中)、1年生221位(568)、2年生69位(592)でした。去年より2年生が大躍進、全体としても上昇していますね。対象病院は100病院ぐらい増えているので、まあ立派な結果でしょう。1年生は来年には2年生に追い付くはずです。

2024年

11月
研修医同窓会をしました。懐かしい顔がいつもの店に集まりました。来年から研修する学生さんも来て、最初は緊張していましたが、じきに慣れて来て先輩たちと話が弾んでました。院長はマッコリを飲み過ぎてフラフラ。
10月
1泊2日で新人研修がありました。初日は副院長のプライベートに踏み込むローカルクイズ大会で盛り上がりました。また、2次会では幹部・研修医・新人看護師さんでジェンガ大会をやってみました。大胆派、慎重派などみんなの性格が出て中々味わいのあるゲームですね。顧問「やっぱ、試験はジェンガでいいんじゃない?」、研修部長「ダメですよ。ジェンガで落ちたとかなったらかわいそうですよ。」うーん、来年も面接以外の試験はないかな?翌日はミニバレーとワールドカフェ。チームプレーやディスカッションでみんなの距離が縮まりました。
9月
久しぶりに講義しましたが、例年はこの頃には2-3人に減っている参加者が今年は多いのにびっくりしました。教育研修部長の話だとあの難しい小論文をクリアしてきた人達なのでまじめらしいです。USMLEを目指すという人もいて、やっとコロナ前のように座学の自主勉強会も復活しそうですね。
USMLE目指すということで、以前アメリカに単独で乗り込み、臨床医、教育者として活躍され、現在は別府で開業されている先生からその頃の話を聞く会を開催しました。中部病院からアメリカに続くハードワークの話や、日常英語で苦労したとか、経験者しか語れない話をたくさん聞けて参加者も満足だったようです。いいスタートアップになったでしょう。
8月
研修医試験が無事終わりました。台風の影響が心配だったですけど、みんな帰りは大丈夫だったのかな。今年は緊張している人が多く、なるべくリラックスさせようとしたのですが、うまくいったでしょうかね。
7月
試験は結局面接のみとなりました。ジェンガを練習していた人がいたら、すいません。
医局納涼会がありました。当院自慢の優しい先生方といろいろな話ができたと思います。
6月
小論文に代わる試験問題が決まりません。
シャトルランから始まり、腕立て、糸結び、ジェンガ、症例提示を読んで一句詠むなどいろいろ出ているのですが、新研修部長が首を縦に振ってくれません。体力、集中力、表現力は医師にとって欠かせませんので上記のどれかでいいような気がするのですが、、、 ちなみに院長はジェンガ推しです。
4月
大分大学からのたすきが来ないため、研修医が2名少なくなりました。来年度は増員も考えましょう。
3月
今年のベスト指導医は、消化器内科のM先生の3連覇になりました。ベスト診療科は整形外科で初めての受賞。豪快なS先生の指導が人気でしょうか。ここ数年整形外科入局が続いてますね。ベスト研修医は、産婦人科志望のH先生。就職時から知的で冷静な先生でしたが、やっぱり人気がありましたね。
2月
研修医と救急担当NPで計画し、久しぶりに救急対応のシミュレーション研修を行いました。このような実習はあくまで自主性が大事なので、研修医にお任せです。とはいえ、ほっとくと忘れるので時々刺激はしています。
1月
ぼつぼつ見学生が来てくれています。考査の内容が話題になりますが、まだ未定です。なるべく皆さんの負担にならない方法にするつもりですが。

過去のブログはこちら

学生アンケートへのコメント

当院では、研修や見学で来院した学生さんに、初期研修に関するアンケートを実施しています。

今まで多かった意見に臨床研修部長からコメントを付けさせていただきました。参考にして下さい。

こちらになります。

今後も当院の特長を生かした充実した研修プログラムを研修医達と発展させていきますので、是非まずは見学に来てみてください。

当院で研修した医師たちからの言葉

(大分大学、九州大学、福岡大学、久留米大学、広島大学、鹿児島大学、北海道大学、佐賀大学、長崎大学などから研修に来ています。半数以上が元々は大分県に縁の無い人たちです。)

2017-2018年度基幹型研修医より(一部前年度のコピペありw)

2年間の研修生活を振り返り、大変有意義なものであったと感じております。

当院の最大の研修の魅力、それは研修システムの柔軟性にあると考えています。

研修部長と研修医の距離が近く、研修についての相談がしやすい環境にあるためです。ローテーションの組み方もオーダーメイドであり、研修部長と相談しながら自分に最適な順序、期間で選択ができ、また途中で変更することも可能です。従って自分に足りない部分や伸ばしたい部分に応じて臨機応変にサポートしてくれる体制があります。実際に去年は研修医から「エコーをもっと勉強したい」という要望が出て、研修部長と相談した結果、臨床研修部専用のエコーを買って頂きました。 また指導医からの講習会や研修医同士の勉強会なども非常に盛んで、新たな取り組みを歓迎する気風があるため、研修医必須のスキルを身に着けることはもちろん、さらにその先、プラスαを目指せる環境であると思います。そして疲れた時は別府名物の温泉に入り疲れを癒すことができます。当直翌日の温泉は本当に気持ち良いです。 地域中核病院として豊富な症例を体験でき、各地から集まった志ある仲間とともに切磋琢磨できる当院の初期臨床研修に興味を持たれた方は、是非一度見学にいらしてください。

2016-2017年度基幹型研修医より

2年間の研修生活を今一度振り返って、大変有意義なものだったと感じております。

当院の研修の最大の魅力はその柔軟性(= flexibility)にあります。

ほぼ全ての診療科が揃いつつ診療科同士の垣根は低く、様々な場面でローテート科以外の先生からもご指導いただけます。ローテーションの組み方もオーダーメイドで、研修部長と相談しながら自分に最適な順序や期間を決め、また途中で変更することも可能です。従って自分に足りない部分やより伸ばしたい部分に対して臨機応変にサポートしてくれる体制があります。また指導医からの講習会や研修医同士の勉強会なども非常に盛んで、新たな取り組みを歓迎する気風があるため、研修医必須の知識やスキルを身につけることはもちろん、さらにその先、+αを目指せる環境であると思います。地域中核病院として豊富な症例を経験でき、各地から集った志ある仲間とともに切磋琢磨できる当院での初期臨床研修に興味を持たれた方は、是非一度見学にいらしてください

2015-2016年度基幹型研修医より

別府医療センターにて医師としてのスタートを切ることができたことを、とても感謝しております。当院での初期臨床研修の特徴は以下の2点です。

1点目は、豊富な症例を経験できることです。内科や外科をはじめ、産婦人科、小児科、精神科など、診療科が整っており、様々な疾患や手技を経験できます。また、救急医療が大変充実しており、風邪などの軽症例からドクターヘリで搬送される重症例まで、幅広い患者を診ることができます。診療科同士の垣根も低く、先生方が丁寧に指導してくださるので、日々充実した研修を行うことができます。2点目は、勉強できる環境が整備されていることです。週1回の朝の講義では、各科の先生方が研修医向けにわかりやすく講義をしてくださいます。また、ここ数年で研修医の数が増えたことから、研修医主催の勉強会が増えています。各科研修終了時の報告会に加え、研修医が研修医に向けて事前に勉強したことを発表する総合診療勉強会や、有志で行う勉強会・抄読会など、自分の興味のあることを仲間とともに理解を深めることができます。 このように別府医療センターでは豊富な症例を経験でき、仲間とともに切磋琢磨しながら研修できる環境が整っています。興味を持たれた方は、是非見学にいらしてください。

2014年度

当院は2014年度に初めてフルマッチ(当時は4名)となりました。以下はそれまでに当院を巣立っていた先輩たちからのコメントです。
(フルマッチ:マッチングした人数が募集人数に達すること。かつて当院は定員割れが続いていました。)

平成26年度の基幹型研修医は募集数どおり4人となりました。当院を巣立った先輩たちからのコメントです

基幹型2年研修者 2009-10年度研修
私の初期研修先、別府医療センターが初期研マッチングフルマッチを達成したと、恩師よりご連絡頂きました。本当にうれしいですね。私が研修した時には臨床研修に関して無名に近い病院でしたが、研修を別府医療センターでさせて頂いたことに誇りをもって、今診療しています。ドクター、ナースやその他コメディカル、事務スタッフも皆さん温かい病院でした。忘れられないほどのご恩を頂きました。  今では病棟も外来棟もリニューアルし診療科も増え、ミラクルチェンジしたと聞いています。  今まさに研修をしている先生方にがんばって頂きたいなと思います。
九大協力型1年研修者 2012年度研修
そんな素晴らしい情報ありがとうございます!!ついに別府医療センター始まりましたね。何だか母校が誉められたような気持ちです(*^^*)
九州大学 2009年卒 女性
一人一人のやる気に応えてくれる環境で研修が出来る病院です。温かい人たちに囲まれて成長できる2年間を経験しに別府へぜひ来てください。
九州大学 2008年卒 男性
平成21年4月より2年間初期研修を行い、九州大学第3内科への入局後の2年間を含めて4年間勤務しました。この4年間の間に、病院への愛着とか一体感を自然と持って働いていたことに気が付きました。これは僕だけではなく、院長含む医師、コメディカルの多くがそう思っているように感じます。なので、他科の先生や他職種との壁を感じることは全くないですよ。研修医にも、とっても親切にしてくれます。看護師さんもとっても優しいです。また、研修医のレベル(というかやる気!?)に合わせて指導してもらえるので、脇から見ているだけの研修には絶対になりませんし、やりたいことができると思います。この数年で医師の数が増えたり、病院を建て替えたりと、田舎ですが病院に活気があってにぎやかです。ぜひ見学に来てみてください!
各科研修の期間の目安

(全員が上記のスケジュールで回るのではなく、各科に1人程度になるように調整します。)(当直は月4回前後で、主に内科医とペアで診療します。希望により外科当直もできます。)

研修プログラム(概要)

当院の研修システムの理念 当院の研修システム

基礎研修

研修医が少ないのでみっちり学べます。

セミナー
毎週1回。
講義例
救急診療(3回)、電解質輸液(3回)、神経の診察(1回)、脳卒中(1回)、心電図(1回)、不整脈(1回)、画像診断(4回)、臨床推論(1回)など
カルテ記載勉強会
月1-2回。医師の基礎のカルテ記載をみっちり学ぶ。
総合診療勉強会
毎週月曜 研修医が担当
当直勉強会
毎週木曜日 教育研修部長担当
  • ポートフォリオを使い、各科研修の振り返り研修の成果を確認。
  • 研修医1人1人のやる気に合わせた各科指導

おすすめの科

形成外科
マンツーマンで縫合など基礎的外科的手技が学べます。
腎臓内科
シャント刺入などばりばりやらせてくれます。
循環器内科
心カテの刺入操作などばりばりやらせてくれます。
リウマチ科
学会でばりばりお酒が飲めます。他院との交流ができます。

その他

色々な研修に参加できます。(東京ばかりではなく、北海道や沖縄にも行けます)

当院でできないこと

  • 日々雑用を含む診療に追われ、何となく俺(私)ってすごいと思う研修
  • 多くの研修医の中に埋もれてしまう研修
  • 志望科のみしかやる気のない研修
  • 当直医に相談せずに自分だけで診療する当直

地域保健・医療の研修

姫島国民健康保険診療所、杵築市立山香病院、児玉病院、宮崎病院、ごとう医院が、別府医療センターの協力施設として、研修カリキュラムに沿って、地域医療(医療、福祉および保健を一体化した包括ケア)を担当します。 実際の研修は、この病院中1病院を選択します。

その他、大分大学、九州大学の研修プログラムにも協力型病院として参加しています。

臨床研修指導医:(プライマリ・ケアの指導方法等に関する講習会受講終了者)

2024年4月現在

内科
  • 末永 康夫
  • 鶴田 悟
  • 緒方 優子
  • 上野 拓也
  • 藤本 書生
  • 久保 徳彦
  • 脇坂 収
  • 菊池 秀年
  • 深田 陽子
  • 前田 教寿
  • 児玉 真由子
  • 河野 恵美子
  • 宮ケ原 典
  • 福原 沙希
外科
  • 川中 博文
  • 松本 敏文
  • 福山 誠一
  • 田中 仁寛
  • 吉田 大輔
整形外科
  • 竹下 都多夫
  • 佐藤 陽昨
精神科
  • 児玉 健介
  • 衛藤 真樹
麻酔科
  • 大石 一成
  • 古賀 聡子(非常勤)
産婦人科
  • 穴見 愛
  • 竹内 正久
小児科
  • 古賀 寛史
救急科
  • 松田 剛
放射線科
  • 古屋 暁生
眼科
  • 清崎 邦洋
皮膚科
  • 甲斐 宜貴
耳鼻咽喉科
  • 安倍 伸幸
脳神経外科
  • 武田 裕
心臓血管外科
  • 森田 正人
  • 川久保 英介
病理診断科
  • 中園 裕一