脳神経内科

脳神経内科の紹介
脳神経内科とは脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。症状としてはしびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、勝手に手足や体が動いてしまう、物忘れ、意識障害などがあります。まず、全身の神経診察が出来る当科でどこの病気であるか見極めを行います。その上で骨や関節の病気がしびれや麻痺の原因なら整形外科に、手術などが必要なときは脳神経外科に、精神的なものは精神科にご紹介致します。また、感じることの中には見たり聞いたりする能力も含まれますが、眼科や耳鼻科の病気の場合もあります。当科は毎日9時から11時に新患の患者様を診察していますが、必要に応じてその日に上記の科に紹介することもありますので新患患者様は早めのご来院、ご紹介をお願いいたします。
検査に関しては通常の画像検査に加えDAT-SCANやSPECT検査といったRI検査が可能です。神経生理検査においても今年最新の装置を導入しましたのでより精度の高い検査が可能となっています。現在神経生検や筋生検も当院当科で行っています。
治療に関して当院は急性期疾患を担う病院ですので超急性期の脳梗塞に対して迅速にtPA治療が行える環境にあります。また昨年より症例数はまだ少ないのですが当院脳神経外科、大分大学病院脳神経外科と連携し、当院で急性期脳梗塞に対して血管内治療も行える環境にあります。その他変性、免疫、てんかん、頭痛、など神経内科の各領域において最先端の治療や知見を提供できるよう日々研鑽を重ねています。
脳神経疾患の克服は超高齢社会を迎えたわが国が幸せな健康長寿社会を築くために解決しなければならない最重要課題のひとつであり、今後も別府市だけでなく大分県東部さらには北部地域の脳疾患治療の拠点病院として適切で丁寧な診断、真心のこもった最新の治療を行って参ります。
研究活動情報公開
- 「レセプト等情報を用いた脳卒中、脳神経外科医療疫学調査(J-ASPECT Study)への参加について
- 脳卒中を含む循環器病対策の評価指標に基づく急性期医療体制の構築に関する研究「Close The Gap - Stroke」について
診療実績
2022年度
初診外来患者数 | 572人/年 |
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再来外来患者数 | 4,915人/年 |
新規入院患者数 | 294人/年 |
スタッフ紹介
前田 教寿
- 専門領域
- 脳神経内科一般
- 専門性資格
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- 医学博士
- 日本神経学会認定神経内科専門医・指導医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 難病指定医
野上 健一郎
- 専門領域
- 脳神経内科一般
宮崎 愛理
- 専門領域
- 脳神経内科一般