〒874-0011 大分県別府市大字内竈(かまど)1473番地
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外科診療のご案内

別府医療センター 外科診療のご案内

別府医療センター外科は、消化管外科(胃、小腸、大腸、肛門)、肝・胆・膵外科、呼吸器外科、血管外科、乳腺外科、一般外科からなり、総勢13名で外科診療に従事し年間600例を越える手術を実施しています。『地域がん診療連携拠点病院』として、悪性腫瘍を中心に診療を行っていますが、『地域医療支援病院』として、また『急性期医療の地域中核拠点として最善の医療』を行うという病院基本理念のもと、良性疾患やacute care surgeryにも積極的に取り組んでいます。

院内がん登録による新規の悪性腫瘍の登録件数ですが、毎年増加しています。当院のがん患者さんの特徴ですが、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・情報」より作成した図のように、約60%が70歳以上、かつその半数の約30%近くが80歳以上と大分県や全国と比べてもかなり急速にがん患者さんの高齢化が進んでいることがわかります。高齢で進行した癌の患者さんは、脳卒中、心疾患、腎疾患・糖尿病、肝疾患など全身合併症を有するハイリスクな患者さんが多いのが特徴であり、全診療科が揃った当院では専門医療チームと協力し安心・安全な診療が行えていると自負しております。

悪性腫瘍の治療方針は、外科医、内科医、放射線科医、病理診断医が合同で毎週行っているCancer boardにて決定されます。最新の診療ガイドラインをもとに、個々の患者さんの状況、とくに高齢者においてはG8などの高齢者機能評価も考慮した上で治療方針を決定し、鏡視下手術や拡大手術、薬物療法、放射線療法を組み合わせた高度な専門的治療を提供しています。さらに、最新のロボット支援下手術装置da Vinci Xiも導入され、2024年7月末より肺がん手術が始まり、順次縦隔腫瘍手術、直腸がん手術、結腸がん手術も開始していく予定です。ロボット専門手術チームにより、高齢者やハイリスクな患者さんに対しても、低侵襲で精緻な手術が提供できることになりました。